給食、一家の糧


数日前の朝日新聞のある記事より

「ケニアナイロビ。
主食ウガリの材料であるトウモロコシ粉は今、1キロ32シグリ(54円)。1年前は20シグリだった。

ある母親は小学校の春休みが終わるのを待ち望む。小学校では月~金まで、世界食糧計画の支援で朝食を昼食が支給されるからだ。
子供達が、我慢して家へ持ち帰る給食が生活の助けになっている。

主食のトウモロコシ。このトウモロコシ畑も今は雑草が伸び放題。1月、大統領選を機に農族衝突で農民の多くが国内非難民になったのが直接の原因だが、情勢が落ち着いても人々は畑に戻らない。

トウモロコシの肥料(アメリカ製)の値上がりで肥料が手に入らない。

農業省によると、輸入肥料の価格が倍増し、ガソリン高騰で輸送費が上がったところに大統領選の混乱があり、穀物価格が跳ね上がった。

ケニアはトウモロコシを自給してきたが今のままでは、今年8月には底をつく。

穀類のお米。水不足に悩む同国では、米はインドからの輸入に頼ってきた。そのインドが自国の米不足・価格奮闘で輸出を禁止してしまった。

アフリカでは各地で食糧高騰が騒乱を呼んでいる。
アフリカだけではない。
世界有数の米輸入国フィリピンでも、食糧庁倉庫前では政府供給米を買う人々の長蛇の列。

(一部略)

バングラデシュ・ダッカ。こちらでも、何時間並んでも米が買えない。
政府は価格が安定しているジャガイモを主食として食べるよう、奨励し始めた。

世界の食糧高騰が止まらない。途上国の消費増、生産国の大干ばつ、原油高・・・原因は複雑だ。
貧困国が苦境に陥ったが、影響はおそらく、そこにとどまらない。」

日本でも、食糧危機はある意味見えないところでフツフツと始まっているはず。
一人一人がそれぞれで何ができるのか?どう動けるか。

真剣に考えなきゃならない時。
様々な問題は複雑化しながら大きくなっているけど、簡素化することによってその改善策はみえてくるのかも。

生きるという、ベースになるものは何なのか、簡素に考えていきたいものです。

今日は、まじめな日記でした。
ちょっとお伝えしたい記事だったので・・・