体の中に、心の中に、全身に、誰もが持っている「愛」。
潜在意識の中にも・・・
昨日、親しい友人に会った。
彼女から、今日彼と別れた話を聞いた。
昨日、彼女は１０年間付き合っていた彼と別れた。
別れた原因はいろいろあるが、すでにこの状況に納得していた。
泣いて顔がボロボロ！と言っていたわりには、彼女の顔はいつもより「綺麗」に思えた。スッキリと艶もあり、本当に綺麗だった。私は見とれた。
恋をすると良いホルモンが分泌して艶々してくるというが、例え別れでも、納得いく前進型別れであれば、更に綺麗になるもんなんだな～☆別れって
スタートだからね。
彼女は彼の事を凄く愛していて、言いたいことは心にしまってきた。（この気持ちわかる）彼を母性で包んでいたのだ。
そんな彼女は、昨日、彼へ言うべき事を全て伝えたのだ。心の中がスッキリしたようだ。そのせいなんだな、彼女の顔もスッキリして綺麗だったのは！
恋すると、綺麗になる。でも、お互いのほんのボタンの掛け違いや、タイミングの悪さで恋が辛くなることもあるよね。そんな辛い恋しても、綺麗にはならないかも。その恋はいつの間にか終わってしまう。
彼女は私に言った。
「今日私は、彼と完全に終わったけれど、これから先ずっと、私の体の中には彼への愛が潜在してる。一生会わなくても、魂でつながってる。彼の幸せを本当に願っている。ただ、ウェディングドレスは、一番彼のために着たかったけれど・・・愛は恋とは全く違うんだよ」って、瞳を輝かせながら。
私の目は潤んだ。
恋って自分自身が相手へ求める事が多くても、愛ってそうじゃない。
母性で相手を包み込むような・・・相手に何されても、怖くないんだよね。
理屈理論でこの違いを上手く表現できないがね。
でも思った。恋はたくさんできる。求めたらいくらでも恋心は生まれる。
愛する人は求めたってそう現れるものではない、と。
「愛する人のためにウェディングドレスを着たい。」
それを叶えられる彼女もそうじゃない彼女も、美しい。この純粋な真っ直ぐな気持ちを素直に伝えられる彼女を愛おしく感じた。
でも、彼女のこの一日は、もしかしたら「物語」の「続き」なのかも。
１００人いたら１００通りの恋や愛がある。
今日のお話は一つの愛のお話。