- リマクッキングスクール師範科卒業。リマクッキングスクールは、日本CI協会によるマクロビオティッククッキングスクールで、マクロビオティック料理本「穀菜和食」でも有名な松本光司先生が校長を務めていることでも知られています。日本CI協会とは、マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生によって設立されたマクロビオティックの普及団体です。
- クシマクロビオティックアカデミーレベル2卒業 ・アドバイザー
- クシマクロビオティック フードコーディネーター
- 新宿伊勢丹・マクロビオティックレストランチャヤを2年勤務。チャヤはマクロビオティックをフレンチでも楽しめる素敵なお店です。マクロビオティックスウィーツも充実していて、とても美味しいです。
そして現在。
- 東京・・・講演会などで活動中。
- 福岡・・・マクロビオティックスクール「アンジェリカ」主催・キッズクラスも開催中!講演会でも活動 中。出張お料理教室依頼なども承っております。
皆様と心一つに!
時代の乱れは、食の乱れ。正しい食生活こそ本当に美しい人間を育てます。
マクロビオティックって、直訳したら「大いなる生命術」つまり、長寿法とか若返り法という意味を持っています。「食」の改善を改善することで心と体の健康を保ち、美しい暮らしを行っていくことなのですね。心と体と環境のバランスを整えていくものなのです。
「食」とは私たちが生きる為の源ですよね、まずは、その食をベースに「心」と「身体」のバランスをとっていくことが大切になるのです。美味しい物をいただくと「身体」が元気になるのは当然として「心」まで晴れ晴れとしていきます。
ちなみに、ここで言うおいしいものというのは、添加物とか農薬がかかったお野菜などの、いわゆる欧米食とかではなく、「素材」のおいしさ、自然のおいしさをいただくことによって「心」と「身体」のバランスが整うということです。
バランスが整ってくると、毎日の生活の中での環境バランスが整ってきます。例えば仕事場での環境であったり、お友達との人付き合いだったりとか、自身のいろんな考え方、哲学だったりとか、そういう風に「心」と「身体」を元気にしていくものがマクロビオティックなんです。
戦後約60年経って、食事も欧米食になって小麦もたくさん輸入されることでパンが主食という方も増えてきました。でも私たちの先祖たちはパン食であったかというとそうではない。今のようにいたるところにあるファミレスで、お肉や、タマゴや野菜が簡単にいただける・・・そんな時代ではなかったわけですよね。
お肉はご馳走だし、主食でもある白米だって非常に豪華なモノだった。だから玄米や麦などの雑穀類をいただいていた。もちろん農耕民族だから自分たちで作ったお野菜とかも食べてきた。そんな穀物菜食をして生きていた先代の方々がいたことで、私たちが生まれ現代があるわけです。
しかし、現代人というのは欧米食が中心になり、お肉とかお魚や白砂糖など、もともと食していなかったモノを食べるようになっても、身体の中の細胞レベルではついていってないのです。その結果、心と体の病も増えたりと、いろんな場面で世の中が乱れているように思えます。
そういった意味を含めて、私たちは先代が大事にしてきたもの、和の伝統食、和の文化などをバランス良く大事にしていくべき時代ではないかと思います。
この国の自給率が30~40%になってしまって久しいのですが、食料危機は海外だけの話ではなくなってきています。こんなに沢山食べる物があるから誰も気がつかないだけなのですね。でも、一部の気がついた農家の方々は本当に安心安全な、私たちの身体が喜ぶものを作ってくださっています。一人の力では無理なので、多くの賛同してくれる人たちと力を合わせれば可能だと思っています。一人の百歩より、百人の一歩の方が非常に早い。
土に命と愛ありて・・・
命は私達人間にも、植物にも、全てに与えられたものです。生命を維持していくには、エネルギーが必要であり、そのエネルギーを命あるものから頂きながら生きています。
自然の中に命があり、そこに育ててくれた人達の愛があります。
それを口に入れることで私達は生かされ続けています。
「いただきます」「ごちそうさま」はまさにそれらへの感謝を表す言葉です。
食育はそこから始まります。
生きるということを、「生かされている」と身をもって感じられた時、全ての命を愛おしく思える。
自殺も、残虐な犯罪もなくなりより平和な世の中になってほしい。
そう願っている方達と一緒に動いて行きたいです☆
「けっしてむずかしいことではないです。今日からでも簡単にできることがマクロビオティックですから」
まずは、旬のものを頂くことです。地産地消とか身土不二という考え方からきていることなのですけれど。身体と土は繋がっていて環境と常に影響しあいながら生きているという考えを念頭に置いていくことが大切です。
ただ、そんなに難しく考えないで、夏に育ったものは夏に頂く、春に育ったものは春に頂く。やっぱりその季節の美味しいものを美味しく頂く、それが一番シンプル。お魚でも旬のものをいただくことが大切。その上で、主食が白米であれば、ちょっとだけでも玄米も食べてみる。穀物とか雑穀類とか十六穀物とか五穀とかはスーパーでも売っているので手に入れやすいですから。
まず1週間7日間白米だったら、ちょっと土日時間がある時とかは玄米を炊いてみようとか、自炊が面倒ならオーガニック系のカフェとかレストランへ食べにいくとか、ご自分の生活の中に茶色いお米を入れていく、少しずつでいいんです。
さらに、お菓子を1週間毎日食べているとしたら、それを週5日間にしてみるとか4日にしてみるとか、1日ずつ減らしていく、引き算の考えで、プラスすることは必要ないですね。それから今までの主食からチェンジしていくことが大事なのです。
雑穀、白いものを黒や茶色のお米に替えていく、白いお砂糖を黒いお砂糖へ替えていく。これだけも十分にマクロビオティックの第一歩を進めることが可能です。あと、一番大事なことはよく噛むということ。特に朝ご飯を十分に噛む。ランチとかは忙しいと思うので、なかなか良く噛むことは難しいですけど、できるだけよく噛むということを心がけることからはじめる。よく噛むと唾液が出ますよね。唾液というのは一番のお薬なのですよ。それを分泌させることで消化の助けもしてくれるし、身体の負担も軽減してくれる。
驚かれた方も多いと思うけど、たったこれだけのことをはじめるだけでも、自分が変わっていくことが実感できると思います。
マクロビオティックは自身の生き方そのもの。平和な心と体を生み出します・・・