マクロビオティックって?


世界中で注目されている「マクロビオティック」。欧米諸国をはじめ、日本でも様々なマクロビオティック専門レストランやカフェ、クッキングスクールが数多くある。直訳すると、「マクロ」=「大きな」、「バイオ」=「生命」、「ティック」=「術」で、「長寿法」「若返り法」という意味。広い視野で自身の生活環境を見つめ、より快適に楽しく健やかに生きていく方法。「衣・食・住」のバランスを整えるためのエッセンス。

目的・・・平和 

その源は毎日の「食」にある。なぜなら、「食」は「命」であり「食べる」ことは「生きる」ことであるから。私達は食事をすることによって、自然のエネルギーを頂きながら日々生命活動を営んでいる。

毎日頂いている自然のエネルギーは私達の心と体のバランスを整えてくれている。マクロビオティックは、食を通じて心と体を成長させてくれるものであり、さらに言うと人間性をより豊かに高めてくれるものである。

マクロビオティックは日本発祥のもので和の伝統食そのものである。「穀物」「海藻」「旬のお野菜」「お豆」を中心に使い、より穏やかな調理法でバラエティ豊かなお料理へと仕上げていく。「和」は「稲を口にする」ことによって生まれる。

人間の歯は、臼歯(穀物をすりつぶす臼の歯)が20本・切歯(お野菜や海藻を裂く歯)が8本・犬歯(お肉などを引き裂く歯)が4本で構造されており、穀類を5~7割・お野菜や海藻やお豆は2割程度、お肉お魚など動物性食品は1割の食事バランスが合っている。

  • 「一物全体」・・・穀物もお野菜も皮ごと頂く。全体を頂くことで総体的なエネルギーを発揮する。お米なら、生命力あふれる玄米をオススメ。お野菜の皮は人間の皮膚を丈夫にする。
  • 「身土不二」・・・その土地で育った物、その季節に育ったものを頂くのがごく自然。
    カラダと環境は常に影響し合っており、二分化できない。
    南国に住んでいる人と温暖な日本に住んでいる人、寒い地域に住んでいる人は環境や体質も違うのでそれぞれに合った食材を取り入れること。
    夏は夏野菜、冬は冬野菜とその季節の旬なものを摂り入れること。
  • 「陰と陽」・・・宇宙をはじめ、私達の生活環境には「陰と陽」があり、このエネルギーバランスを整えていくことが大切。

右と左、裏と表、火と水、動物と植物、男と女・・・などとそれぞれに陰と陽のエネルギーが存在し、バランスをとりあっている。
お野菜やその他食材にも陰と陽があり、ご自分の体調(陰と陽)に合わせて調理していく。もし、あなたの体に不調を感じたら、まずは広い視野にたってご自分の生活の中にある「原因」をよく考えていくこと。それがマクロビオティックの始まりである。

そして何より、マクロビオティックを楽しみながら実践していくことが大切!
経験がより大切。

世界中で注目されている「マクロビオティック」。欧米諸国をはじめ、日本でも様々なマクロビオティック専門レストランやカフェ、クッキングスクールが数多くある。